「コロナ」というワードが突然、世間をざわめかせるようになって早2年。生活は一変しました。感染を避けるために外出自粛が叫ばれ、子育て支援センターの休止や子育てイベント中止も相次ぐことに。

小さな子供を抱えているママは、ただでさえ外出が大変なのに、自粛モードの中ではますます家にこもりがちになってしまいます。悩みを吐き出せずに気分が沈んでしまうと、家庭がまわらなくなることも。

今回は、人とのふれあいが減った中、ママ達はどうやってママ友作りや情報交換をしているのかという、コロナ禍での子育てについてご紹介していきたいと思います。

コロナ禍で他の人と出会う機会が減ってしまった

2020年10月にNHKが行ったアンケート調査によると、東京都内23区の子育て支援施設643か所のうちほとんどの施設が緊急事態宣言中に臨時休館や支援事業の縮小せざるをえないという状況だったそうです。

2020年の4月から9月に施設を利用した人数は、コロナ禍前だった前年度にくらべて3分の1に減少。感染状況が比較的落ち着いてきた中でも、多くの施設は利用人数を制限したり、予約制にしていました。

2022年現在でも、子育てイベントの規模を小さくしたり、多人数が集まる会は中止になるなど、コロナ禍前のような子育て支援はできていないのが現状のようです。

ショッピングセンターや店舗内で小さい子たちに開放されていたプレイゾーンも撤去され、公園の遊具は禁止テープが貼られて遊べない状況も続きました。感染を恐れて外との接触を絶っていたママ達もたくさんいたことでしょう。

・外出自粛のせいでママ友が作れない
・子どもと二人きりだとイライラしてしまう
・育児の悩みを言い合えるママ友と会えない

といった声がメディアでもよく取り上げられていましたよね。ママ友ができず、孤立した子育てをしていると、どうしてもストレスがたまります。中にはイライラがつのって子供に「手をあげてしまった」と後悔するママもいるとか。

子育ては、ママ一人が抱え込んでいては絶対にうまくいきません。パパや家族との連携は欠かせないですし、地域とのつながりも大切です。悩みを言いあえるママ友がいればとても心強いです。

では、外部との接触を制限されている中で、いったいどうやってママ友作りを進めればいいのでしょうか。

地域の子育て支援サービスをとことん利用する

地域の子育て支援センターでは、電話での相談対応をおこなっているところが多数です。コロナ禍で、子育て支援センターのイベントが中止になっても電話での対応は続けている地域がほとんど。

出産した産院で、子育て支援センターの連絡先を教えてもらえることもあるでしょう。または院内に張り紙があったり、パンフレットがおいている場合もありますから、住んでいる地域の子育て支援情報を集めてみましょう。

そして、子育てに行き詰った時には、遠慮せずサービスを利用することです。「まだ大丈夫。乗り切れる」とがんばりすぎないことがポイント。普段、友達とSNSやメールでやりとりしている人にとって、電話はハードルが高いかもしれません。

ですが、人と話をするというのは何よりもストレス解消になりますから、電話相談はおススメです。話しているうちに、気持ちがすっきりして前向きになれるかもしれませんよ。

また、オンラインでたくさんのママさんが一度に参加できる子育てコミュニティを実施している地方自治体もあるようです。こういったオンラインコミュニティで積極的にストレスを発散してみてください。

SNSやアプリを利用する

ツイッターやフェイスブック、インスタグラムなどのSNSを利用しているママは多いです。地域や子供の月齢ごとにSNS上でグループが作られていることもありますから、試しに参加してみると面白いですよ。ママ友募集といったツイートをして、やりとりをするのも手です。やりとりしてみて気があえば、オフ会などで会ってみてもいいでしょう。

また、昨今では婚活アプリならぬ、ママ友作りのマッチングアプリもあります。コロナ禍では、ママ友作りのマッチングアプリを利用する人が急増しているそうです。利用者は子どもの月齢、住む地域、趣味、子育ての悩みなどを入力します。そして同じくらいの月齢でとか、似たような子育てストレスを抱えているママを探します。

見つけたママにコンタクトをとって、お互いが合意をすればママ「カップル」の成立です。その後は、個別にコミュニケーションをとることができます。授乳の悩みや、近所の子連れスポットなどを気軽に相談することもできてとても便利です。

何度かメッセージのやりとりをしていれば、自然と人柄もわかってきますしママ友作りのハードルが下がりますよね。マッチングアプリについては、「ママ友 マッチングアプリ」などで検索すればいくつかヒットします。試しに登録してみて使い勝手がいいものを選択すればいいと思います。

SNSで共通の趣味を持つママを探す

SNSやマッチングアプリならば、沖縄から北海道まで全国のママから共通点を探すことができますから、地域の支援センターより格段に広範囲をカバーできます。子育ての悩みを共有できればいい気晴らしになります。

おススメなのは、趣味や価値観が合う人とママ友になれるところです。子育て中は、赤ちゃんのことで手一杯でママ自身のことまで頭が回らないかもしれません。多忙な子育て中だからこそ、大好きなスポーツや音楽など共通の趣味で話が盛り上がれば、ストレス解消になること間違いなしです。お笑いのツボが似てるとか、好みのドラマが同じとか価値観の似ているママ同士なら話のネタは尽きないでしょうね。

悩みというほどでもないけど誰かと話がしたいというなら、出産エピソードや子どもの行事について話題にしてみるのもいいでしょう。泣いてばかりだったのに、今日はとても機嫌がいいから動画を撮ってみたとか、お気に入りの服を着せた写真があるとか。

ある程度見知った相手なら、子どもの様子を写真で見せ合うのも楽しいでしょうね。通常の友人ならば、子どもの写真を見せ合うのは年賀状くらいですけど、そこはママ友ならではのコミュニケーションです。

生後7日から14日くらいに撮るのがベストといわれているニューボーンフォトなら、話題になること間違いなしです。プロが撮る写真ですから、ママが撮るものとは違った表情やポーズが残せます。ママ友とシェアして、あの頃はこんな感じだったと少し前の思い出を話すこともできますよ。

また、我が子のニューボーンフォトをInstagramに投稿されているユーザーも多くいます。そういった同じ趣味を持つママ友をSNSで探すのもよさそうですよね。

まとめ

なかなか出口が見えないコロナ禍ですが、ママ友作りの方法は探せばいろいろとあるようです。コロナ禍以前にはなかったオンライン飲み会のように、オンライントーク会やオンラインお茶会などで気晴らしするのもいいですよね。

小さな子ども連れで外出するのはかなり大変ですから、むしろオンラインの方が気軽かもしれません。上手に息抜きして子育てを楽しめるようにしたいですね。

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