どこの病院で産むかは個人で選ぶことができるため、いろんな選択肢がありすぎて選ぶのに悩むものです。
初産であればゼロからの情報収集になるので自分に合っている病院かどうか不安でしょうし、2人目や3人目であっても前と同じ病院にするのか、それとも違う病院を選ぶのか迷う人が多いです。
既に出産を経験した先輩ママの経験談を参考にしたり、出産準備に向けた雑誌を参考にしたりとさまざまな方法があると思いますが、今回は、産婦人科の種類に触れることで、それぞれのメリットデメリットを理解し、選択する際の参考にしていただければと思います。
産婦人科の種類
出産することができる産婦人科は大きく分けて4つに分類することができます。
一つ目が個人病院、二つ目に総合病院、三つ目が大学病院、四つ目が助産院です。それぞれの特徴についてお伝えし、メリットデメリットを見ていきたいと思います。
1.個人病院
個人病院は、自宅から近い、予約が取りやすいなどの利用に関するメリットがあります。また、総合病院のようにほかの診療科目の患者と接触する機会が少ないため、風邪や感染症等の病気にかかるリスクが少ないというのもメリットです。
さらに、建物がきれいだったり立派であったり、入院部屋も個室が多いなどの施設の充実度、また入院時の食事が豪華であるというところも、魅力となっています。お祝い膳はフレンチのフルコースがついている病院もあります。
一方、デメリットとしては出産時に高度な医療技術が必要になった場合に対応ができず、ほかの大きな医療機関への救急搬送が必要になるというケースもあります。
そういった場合に、受け入れ先を確保するために時間が必要となることもあります。また、万が一、出産後に赤ちゃんがNICUに入り、お母さんだけ元の病院に戻り別々に過ごさなければならないということもあり得ます。そのようなリスクを避けるには、大きな病院での出産が必要とされます。
2.総合病院
総合病院では、診療科目および医療設備の充実が最大のメリットであるといえます。
仮に、産婦人科外の診療が必要になった場合にも、すぐに同じ病院内で対応できるというところは安心感にもつながります。
また、大きな総合病院であればNICUが設置されているため、必要となった場合にすぐに適切な処置をしてもらえるところも総合病院だからこそのメリットだといえます。
一方、総合病院でのデメリットは、待ち時間が長いということが挙げられます。多くの患者が訪れるため、特に第2子以降を出産の場合で、上の子を一緒に連れて行って診療を待つ場合などに、上の子が飽きたり暇を持て余してうるさくしたり走り回ったりしてしまい、お母さんのストレスになってしまうなんていうこともよくある話です。
また、総合病院では多くの患者さんへの食事の提供がされているおり、産後のママだけが対象ではないため、比較的シンプルで薄味のものが多いです。少し物足りなかったり、少ないと感じる方もいるようです。
個人的な話になりますが、実家での里帰り出産を予定していたものの切迫早産となり、自宅近くの総合病院で出産することになりました。
思い描いていた出産ではありませんでしたが総合病院も快適に過ごすことができ、結局その病院で3人の子どもを産みました。
総合病院は小児科も併設されているところが多く、子どもの急な発熱など出産後もよくお世話になりました。
3.大学病院
大学病院では、最も危険度の高いお産を引き受ける役割を担っています。したがって、緊急を要する出産や、妊娠中から高度技術が必要とされている出産などに対応することができるメリットがあります。
また、大学病院では医師の数がほかの病院とは比にならないほどに多いため、24時間体制で緊急事態の処置が素早く行えるという所もメリットといえるでしょう。
デメリットとしては、総合病院同様待ち時間が長く、通常の検診などではストレスを感じる部分もあるかと思います。また、大学病院は教育の場でもあるため、医学部の学生が実習に来る機会等もあり、そういった面はある程度理解しておく必要があります。
4.助産院
助産院で出産するメリットとしては、妊娠初期の段階からマンツーマンできめの細かいケアが受けられ、安心して出産に臨む環境づくりがなされているところです。妊婦一人一人に合わせたアドバイスを行ってくれるため、形式的にならずに寄り添ってくれている感覚を実感することができます。助産師さんとの信頼関係を築いて出産を迎えられることかラ、ほかの病院で出産する以上に、安心して落ち着いて臨むことができるメリットがあります。
助産院では、出産の際に何か異常があったりした際に処置ができないのではという不安をお持ちの方もいらっしゃるかもしれませんが、万が一の事態に備えて徹底した安全配慮を進めていますし、提携病院と連携して出産に立ち会う体制を整えています。
とはいえ、助産院では医療行為が行えないという注意点があります。万が一のことがあれば、提携している医療機関の医師が駆けつけてくれますが、それには少なからず時間を要するものであることはあらかじめ理解しておかなければなりません。
まとめ
以上、出産場所にはいくつもの選択肢があるということをご理解いただけたでしょうか?
ほかにも、個人病院や助産院などではサービスの一環としてニューボーンフォトの撮影を行っているところもあります。
個人病院や助産院でのニューボーンフォト撮影となると、撮影スペースが小さかったり、他に入院しているママや赤ちゃんへの配慮が必要だったりと、比較的簡易的な撮影になることが多いようですが、出産と一緒に記念写真を撮ることができていいですよね。
その他のニューボーンフォトの撮影手段としては、スタジオへ訪問しての撮影と、ご自宅やご実家での出張撮影を依頼する方法があります。
TKG-Worksではママへの体の負担を減らすため、またリラックスした雰囲気で撮影を楽しんで頂きたいため、ご自宅やご実家でのニューボーンフォトの出張撮影を行っています。
2021.09.14
撮影プラン・料金
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ここで紹介した通り産婦人科も色んなタイプがあり、それぞれにメリットデメリットが存在し、それを理解したうえで自分に合った産院を探すのがよいと思います。
出産は十人十色であり、それぞれに重視したい点や不安に感じること、そして希望する出産に関しても異なります。自分がどのような出産を望むのか今一度ご自身で確認してみて、ベストな体制で出産に臨んでいただければと思います。
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