日本と欧米の子育てに違いがあることをご存じでしょうか?今回はその違いについて検証し、日本では当たり前のことが欧米では正反対であるといった話についても掘り下げてみていきたいと思います。

1.産後の入院期間が短い

日本では、出産後の入院は5日間から長くて10日程度の期間となっています。
産後の母体の負担と、はじめの育児のフォロー、そして生まれてすぐは母子ともに何があるかわからないということから、長めの期間の入院が設けられています。

しかしながら、欧米では産後はたいてい1日で退院となるのです。日本の感覚ではあまりにも無謀とも思えるかもしれませんが、退院後の自宅でのケアがしっかりしていることや、欧米では医療費が高く、長期入院が好まれないことなどが理由として挙げられます。
出産直後でもこんなに大きな違いがあるんですね。

2.寝室は別

日本では、新生児は常にママに寄り添って寝るということが、ほぼ当たり前となっています。しかしながら、欧米では赤ちゃんを別室で寝かせるという場合が多いのです。

日本では夜中に泣き声がしたらすぐに対応しなきゃ、と焦るものですが、欧米では赤ちゃんが自宅で泣いていても、ミルクやオムツ替え以外で泣いているようであればある程度は平気と割り切っているため、このような対応ができるのだと思います。

最近では日本でも「ねんねトレーニング」と言って欧米のように寝室を別室にする方法を取り入れる人も出てきてます。ママが夜泣きから解放されるというメリットがある一方で、SIDSリスクには注意をする必要があります。
※SIDS:乳幼児突然死症候群は、睡眠中の赤ちゃんが何の予兆や既往歴もないまま死に至るというもの。

3.入浴などの衛生意識の違い

日本では新生児期から、清潔を保つために毎日の沐浴を指導されます。産後の病院でもしっかりと指導を受ける機会があります。一方で、欧米では肌の乾燥を守るために2~3日に1回程度でよいとされています。それぞれの考え方によって対応も変わってくるのです。

4.ベビーシッターを利用

日本の場合には、育児は自力で行うか保育園、または祖父母等の親族にお願いするケースが多く、ベビーシッターを利用するというケースはまだ少ないです。

一方で欧米では、積極的にベビーシッターを利用しています。仕事が理由の場合もありますし、両親のリフレッシュや外出などといったレジャー目的でも手軽に利用している人も多いです。

日本では核家族のご家庭も多く、ママが育休を取得し日中はパパが会社勤めのため、誰にも頼らず長時間の育児を一人で頑張るママを多くお見かけします。

欧米では夫婦二人の時間も大切にし、家庭全体の雰囲気もよくしていくという考えのもと、子供が生まれた後もベビーシッターなどを積極的に利用しているシーンが多いです。日本でも平日の日中にベビーシッターなど利用できるとママの子育て負荷が下がりますので、そんな環境が整うといいですよね。

5.自分の子を人前でほめる

日本の文化として、自分の子供のことを人前でほめたりすることは少なく、むしろ謙遜することが多くあります。しかしながら欧米では、褒められたら喜びを表現したり、自分の子の良いところを伝えるなどオープンにしています。

そうすることで、自然と子供の自己肯定感が高まることにもつながっていくため、日本の子育てにおいても取り入れていきたい文化だといえます。

6.スキンシップが多い

欧米では、ある程度大きくなっても大人同士でも、キスをしたりハグをしたりする文化があります。

日本では、成長とともに特に人前でスキンシップをとることは恥ずかしいと考えられています。

しかしながら、スキンシップは子供の気持ちを落ち着かせたり、安心感を与えることができるものです。

日々のスキンシップを大切にしながら、親子のつながりを感じられるとよいのではないでしょうか?

7.社会全体で子育てを行う

日本では、電車やショッピングモールなどで子供が泣きわめいたり暴れたりすると、冷たい視線を向けられたり注意をされたりして、心身ともにダメージを受けたことがるというママも多いのではないでしょうか?

欧米では、このようなことが起こった場合に、赤ちゃんを一緒にあやしてくれたり声をかけて励ましてくれるといったこともしばしば見かけられます。

困っているママや泣いている赤ちゃんがいれば、手を差し出してくれる人がいると、子育てもしやすい環境が整備されていくといえます。

8.子供だけで行動させない

日本では小学生くらいになれば、子供だけで留守番させたり、公園に遊びに行くような機会も増えてきます。しかしながら、欧米では州や市によって対象年齢は異なりますが、そういった子供だけで一人で外出させる行為は児童虐待にあたるというのです。

もちろん治安の面での違いというのが大きく影響されていますが、子供一人での行動は基本的にさせないということが法的に決められています。

話は少しずれますが、赤ちゃんの外出先で泣かせ続けることも虐待とみなされることもあるそうです。おしゃぶりをうまく使えれば育児も楽になりますので、ぜひこちらの記事も見てみてください。

おそらくですが、おしゃぶりつければすぐに泣き止むのに、育児に必要なものを使わずに泣かし続けるなんて可哀そうっていうことでしょうね。

日本では昔ながらの迷信もあって、おしゃぶりをあまり活用されていませんが、欧米では鼻呼吸の訓練にもよいということでよく使われています。

まとめ

以上、日本と欧米の子育ての違いについてお伝えしてきましたが、いかがだったでしょうか?欧米では、子供を一人で行動させないということが、法的に定められているということに驚いた方もいらっしゃると思います。

また、今回お話してきた中でも、ベビーシッターの利用や、子供を人前で褒める、スキンシップを大事にするといったことなどに関しては、積極的に取り入れることで、より充実した子育てにつながるのではないかと思います。

これまで自分が見聞きしてきた固定概念にとらわれすぎることなく、より視野を広げてママにとっても赤ちゃんにとっても、そして家族にとってもより良い子育てができるようになれば良いと思います。

TKG-Worksでは出張撮影専門のニューボーンフォト撮影を行っております。ニューボーンフォトも欧米が発祥の撮影方法で、近年日本でも特にSNSなどでよく見られるようになってきました。

ニューボーンフォトは産まれてすぐの姿を撮影するため、赤ちゃんが大きくなった時に写真を見返すことで産まれた頃の気持ちを思い出すことができます。

初心を思い返すことで育児に疲れたときの癒やしにもなると評判です。このタイミングしか撮れませんのでぜひご検討ください。

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