特に初めての育児だと、すべてのことが初体験なので本当に心身ともに疲弊してしまいます。今回ご紹介するのは、赤ちゃんが泣き止まず寝てくれないときの原因と対処法なのですが、新生児特有の癖のようなものがあります。

それは新生児が手足をバタバタさせることなのですが、生後2~3週間くらいになったくらいから始まり、いつくらいまで続くかに関しては個人差があります。

TKG-Worksではニューボーンフォトの出張訪問撮影を専門に行っております。いつも撮影時に驚かれるのが、どれだけ泣いていてもピタッと泣き止ませてスヤスヤ寝かせることができること。

深い眠りに入ってもらえないと撮影ができないため、寝かしつけの技術をかなり磨いてきましたが、赤ちゃんによって理由が違ってきます。

手足をバタバタさせるのにはいくつかの理由が考えられますので、それらについてみていきたいと思います。

新生児が手足をバタバタして泣く理由

新生児が手足をバタバタして泣く理由ですが、一般的には、生まれたばかりの赤ちゃんは手足が自由になっているのが苦手なので、手足を軽く抑えてあげたり、タオルなどでくるんであげるだけで安心して寝てくれることがあります。そのほかの理由としては以下のことが考えられそうです。

1.温度に対する不快感

部屋が暑すぎたり寒すぎたりすると、それを不快に感じて手足をバタバタとさせて泣いて伝えようとします。

特に夏の暑い時期には、汗をかいていないか、冬の寒い時期には足が冷たくなっていないかなど、体温を確認してあげるようにしましょう。

2.おむつの不快感

うんちが出ていたり、おしっこでパンパンになっていたりする場合に、その不快感を伝えようとしているのかもしれません。

泣き続けたり、寝つきが悪いときにはまずおむつのチェックをおこなうようにしましょう。

また、うまくうんちがでなくて泣き止まないという場合もあり、赤ちゃんが泣いた場合には、まず前回うんちがいつ出たかを聞いて、便秘気味だと判断した場合は、綿棒でお尻を軽くツンツンしてあげると勢いよくしてくれることがあります。

赤ちゃんは腹筋がないため踏ん張ることができず、うんちを出すにもきっかけが必要です。

3.おなかがすいている

例えば日中にあまりミルクや母乳を飲まなかったり、吐き出してしまったりした場合にはおなかがすいていて寝付けないということも考えられます。

母乳であれば、授乳の間隔はあまり気にしなくて良いため、おなかがすいていそうであればあげるようにしましょう。

ミルクに関しては、前回あげた時間からある程度時間がたっていれば、いつもの量をあげるようにし、まだあまり時間がたっていないようであれば量を減らすなどして対応するようにしましょう。

4.げっぷが出ない

授乳後にうまくげっぷが出ないようなこともあるかもしれませんが、それが原因で機嫌が悪いことも考えられます。

しばらくは縦抱きにしてげっぷの出しやすい体勢をとるようにし、それでも出ない場合には、背中に丸めたタオルを当てて横向きにして寝かせ、万が一吐いても詰まることのないような体勢で寝かせるようにしましょう。

ミルクやおっぱいを空気を含まず上手に飲めていて、げっぷが出ないこともありますので、ある程度抱っこしてトントンと背中を叩いても出ない場合には、気にしすぎる必要はありません。

5.体調不良を訴えている

どこかが痛かったりかゆかったりすることを伝えようと、手足をバタバタさせて訴えている可能性もあります。

様子がおかしいと感じるのであれば、全身の様子を確認し、必要に応じて病院に行くようにしましょう。

6.抱っこしてほしい

これまでお伝えしてきたことに該当しない場合には、単純に抱っこしてほしいと訴えているのかもしれません。

抱っこして落ち着くようであれば、無理のない範囲で抱っこしてあげましょう。抱っこすることで、赤ちゃんもだんだんと気持ちが落ち着いて眠りに導かれていくはずです。

とはいえ、長い時間抱っこしているのはなかなか大変なものです。必要に応じて抱っこひもやスリングを使用して、負担がかかりすぎない程度に対応しましょう。

赤ちゃんが眠りにつきやすい環境

何らかの要求や不快感を示すために手足をバタバタさせて泣いている赤ちゃん、少しでも落ち着くような環境でゆっくりと眠りにつかせてあげたいものです。

先ほどお伝えした内容以外に、赤ちゃんが眠りにつきやすい環境を整える方法をいくつか紹介していきます。

1.部屋を静かで暗い状態にする

赤ちゃんの目は光にとても敏感であるため、就寝時には真っ暗にすることで、寝る時間ということを少しずつ認識していくことができます。

また、ちょっとした生活音などにも敏感に反応してしまうことから、可能な範囲で静かな環境で寝かせてあげるようにしましょう。

2.おくるみをつかう

出産後、産院ではなかなか寝付けない赤ちゃんを寝かせるために、「おひなまき」という巻き方で赤ちゃんの体をしっかりと包み込み、ママのおなかの中にいたような感覚で、安心して眠れるようにしています。

ニューボーンフォトの撮影時も、赤ちゃんに落ち着いてもらうためにおくるみを巻く撮影ポージングを取ることもあります。

撮影時のポージングはさすがに難しいですが、簡単に包むのであればおうちでも寝つきが悪いときには実践できる方法なので、ぜひやってみましょう。

3.添い寝をしてあげる

一緒に横になり、声掛けをしてあげたり添い寝をしてあげることで、赤ちゃんはとても安心した状態で眠りにつくことができます。

お母さんも忙しい家事や育児の合間にほっと一息つく時間も大切です。赤ちゃんと一緒になって休む時間を作ることで、母子ともにとって穏やかな時間を過ごすことができるようになります。

4.眠りやすい寝具を選ぶ

赤ちゃんは体温調整が苦手であるため、寝具は通気性や吸水性に優れたものがおすすめです。敏感な赤ちゃんの肌をいたわるために、肌触りの良いものも良いでしょう。

また、特に汗をかきやすい夏の時期には、こまめに寝具を洗濯するなどして赤ちゃんが気持ちよく過ごせるような環境を提供してあげることが重要になります。

5.心地よい音楽を流す

音に敏感な赤ちゃんですが、オルゴールの音色やお母さんのおなかの中で聞いていた胎動の音などは赤ちゃんが安心できる音です。眠りにつく際に、小さな音で聞かせてあげることで、気持ちよく眠りにつくことができます。

まとめ

この記事では新生児が手足をバタバタさせて泣き止まず寝ないときの対応方法についてご紹介しました。

ニューボーンフォトを撮影する際にもよくありまして、その時々によって対応方法は違ってくるのですが、ママのお腹の中にいたときに聞こえてくるような音を流したり、バタバタしている手足を包んであげることで安心して寝てくれることがあります。

撮影時に実際に寝かしつけなどを行いますので、詳しく聞きたいことなどがありましたらお気軽にご質問いただければお伝えできることがあるかと思います。ニューボーンフォトの撮影現場もママの思い出になれば幸いです。

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